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その値下げ、意味のある値下げですか?

マンションが売れる時期

マンション建設にかかる日数の関係から、新築マンションは9月下旬に多く売り出されます。つられて中古マンションの売買も秋に一度活発化し、年末に向かって落ち着き、年明け1月2月に一年のピークを迎えます。そのため年末に販売した物件にすぐ引き合いがなくても、慌てて値下げする必要は無いでしょう。自然災害や一時的な流行にも左右されるのが市場です。なかなか買い手がつかない時、販売価格を安くするのは確かに有効なのですが、その前に確認すべきポイントが幾つかあります。

値下げする前のチェックポイント

マンションの売却情報は、必要な範囲で十分認知されているでしょうか。人に知られないところでいくら価格をいじっても意味はありません。値下げより、適切な広告を行うのが先です。内覧や問合せはあるのに売却に至らなかった場合は、相手に断られたポイントを思い返してみましょう。値段交渉で折り合いが付かなかった買い手にもう一度連絡して、値下げの意志を伝えてみるのも良い手です。このとき更に値切られても大丈夫なように、最初は余裕を持たせた金額を伝えましょう。

リフォームやクリーニングを行った上で広告を打ち直すという方法もあります。価格が同じでも「リフォーム済み」の一言が入るだけで、買い手の反応が変わることもあるのです。費用は売主の負担になってしまいますが、大抵は値下げ幅より安く済むはずです。

不動産会社の中には、特に何の考えも無く値下げを提案する担当者もいます。自分のノルマや利益が最優先になっているのです。こうした業者は、自社の購入希望者リストから買主を探すことにこだわって、十分な広告活動をしていない可能性があります。

マンション価格の下げ方

だいたい1割ずつ価格を下げることが多いようですが、インターネットのポータルサイトに掲載している場合は、買い手が使う検索条件に注意しましょう。例えば2,000万円から500万円ずつ区切って検索されるとき、2,550万円の物件は不利になります。2,500万円の予算がある買い手は、おそらく2,550万円の物件にも興味を抱くでしょう。けれど検索条件はデジタルですから、その相手にあなたの物件が示されることはないのです。

価格を下げて広告を更新した後は、ふつう半月から1か月ほど反応を見ます。

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