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大手の不動産会社って本当にいいの?

大手の不動産会社と地域の業者は、単純に比較できない

大手の不動産会社の方が広告をたくさん打ってくれそうだからと、安易に売却を依頼する売主がいます。確かに大手業者の広告は大量に見かけますが、大半がマンションではなく自社の宣伝ではないでしょうか。肝心なのはターゲットとする地域で、どれだけ物件の宣伝と営業ができるかです。地域密着型で何十年も営業してきた不動産屋は、マンション関連以外にもその地区の情報を沢山仕入れていたり、その街でマンションを買いたい層が何を望んでいるか心得ていたりするものです。

また大手仲介業者の方が買う側も安心すると言われますが、本当でしょうか。これから35年前後の住宅ローンを組んでマンションを買おうという世代は、多くが30代ですね。ちょうど社会人デビューの前後にバブルが崩壊し、絶対安心と言われていた大手企業の再編や金融機関の破綻を目の当たりにしてきた人達です。大手のブランド力という神話を、最も信用していない世代と言っても良いかもしれません。

大手不動産業者にはブラックな一面も

大手の不動産会社は大抵、全国の支店に厳しいノルマを課しています。毎月のノルマ達成のため売主に契約を急かす、自己中心的な担当者もいるようです。更に「宅地建物取引業法に基づく告示で、売買価格の400万円を超える部分の仲介手数料は3.15%(税込)+6万3,000円と決まっている」等の説明をする業者はまず信頼できないでしょう。この数値は仲介手数料の上限価格です。安くする分には構わないのに、わざと紛らわしい言い方をしているのです。

不動産流通機構REINS(レインズ)

REINS(レインズ)という、不動産売買のネットワークシステムをご存知ですか。東日本・中部・近畿・西日本のブロックごとに不動産売却・購入希望案件を集約している、国土交通大臣指定のシステムです。専任媒介契約を結んだ物件もレインズに登録されるため、依頼する不動産業者が小さいと物件情報を見る人も少ない、ということは無いのです。逆に大手仲介業者の中には、レインズからの問合せにまともに対応しない所もあるようです。自社で抱えている顧客に売ったほうが、売主と買主の両方から仲介手数料を取れるからです。

もちろん、一概に大手不動産業者より地域の小さな不動産屋の方が良いとも言えません。大手か中小かという看板に惑わされず、担当者の本当の力量を見極めることが重要なのです。

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