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チラシの販売価格は信じてもいいの?
他の物件の販売価格が気になる
マンションを売ろうかと考え始めた日から、近くにある物件の販売価格が気になるのは売主の常です。ポストに投函されたチラシを見て、あの物件がこの金額で売れるなら、自分も○○○円以下では絶対に売らないなどと査定金額に食ってかかる人もいるようです。けれど落ち着いて考えましょう。チラシに載っているマンションが今、その価格で売りに出されているということは、その価格でまだ買い手がついていないということです。成約していない販売価格にこだわって何の意味があるのでしょうか。もちろん売り出したばかりの物件ということもあるでしょうが、たいていは値引き交渉の末に販売価格が決まるものです。チラシに載っている価格を信じこむのは危険です。
昔の相場や購入価格にこだわってしまう
四半期・半期単位の細かな変動はともかく、全体として日本の地価やマンション価格は揺ぎ無い上昇傾向にありますか?何十年も自分達が使用したマンションであればなおさら、新築購入時の価格では売れません。もちろん頭では皆さん分かっているのですが、感情がついていかないケースがほとんどです。過去の購入価格にとらわれるより、この物件の売却益でこれからどんな生活をしたいか、未来に意識を向けると気持ちが切り替えやすくなるようです。
「相場より高く買い取ります」というチラシ
マンションを買ったり借りたりする時、おとり物件やサクラ物件に注意しましょうとよく言われます。実は、マンションを売却するときにも同様の警戒が必要なのです。
グレーな不動産業者は「すぐに買いたいと言っている人がいる」等の煽り文句を載せたチラシを投函することがあります。相場より高くても気にしない裕福な買主がいるという設定もよく使われるようです。本当のお金持ちほど相場や適正価格に厳しい目を持っているのが真実ですから、騙されないようにしましょう。「その買い手は他の物件で決まってしまいました。せっかくなので査定だけでもしてみませんか?」という常套文句につられ無料で査定をしてもらっても、出てくる金額が当てになるかは怪しいものです。悪質な会社に連絡してしまうと、その後しばらくしつこい営業電話に悩まされる羽目になります。